２００３年　７月　６日　(日)　駆け巡る日々



フクちゃんの路上へ行ってきました。

いつも一緒の友達が今日は急遽来れなくなってしまい＞＜

前回の路上で会ったファンのお友達に連絡して合流させてもらいました♪

今日は珍しく、フクちゃん掛ちゃん、２人そろっての登場でv

久しぶりに会う掛川さんは髪の毛が伸びてました！！

フクちゃんは敬吾のイベントのときのTシャツ着てるし♪

気分はウキウキ★

いつものように話しをしてショートコントをしてという感じでした。



５月の路上の時から、ずっと告知されてた大切なお知らせ。

私、実はわかってたんだ。

多分ね、今日は来れなかった友だちもわかってたと思う。

でもお互い口には出さなかった。

前回の路上でフクちゃんと話をしている時に私たちだけに見せた、あの悩んでた顔。

あの顔が全てを物語ってたから。

でも大丈夫だって思ってた。



雲がだんだん厚くなってきた頃。

大切なお知らせが発表になりました。 フクちゃんの口から出た、

「芸人を辞める事にしました」

の言葉。



いつもHPに書き込みしてくれたり、プレゼントとか手紙とかもらったり、HP作ってくれる人がいたり、仕事休んで来てくれたり

遠くに住んでていつも色々送って来てくれる子がいたり

HPの更新とか、メールとか最近してなかったのも、自分の中で葛藤があって、みんなに期待させてしまうのが申し訳なかった

みんなは売れるのを楽しみに応援してきてくれたのに

みんなを裏切るような事になってしまって

裏切り者とか思われてもしょうがない

今までは『楽しければ良い』って思ってたけど

中途半端にやっていると応援してくれてるみんなには

それじゃ失礼だし

路上が一番楽しかった

掛ちゃんに『俺は辞めるからお前も自分のことは自分で考えろ』

って言って。

掛ちゃんも辞める事になりました。

８月１７日のライブは事務所からの最後のプレゼントだということで。

昔のコンビ名、都営十二号線の名前でやりたいと思ってます。



って言ってました。

ずっとフクちゃんと掛ちゃんを見上げていた顔が見れなくなってしまって。

途中からは下を向いてた。

気持落ち着かせなきゃって自分に言い聞かせてたのに。

こらえても涙が止まらなくて。

２人の前では絶対泣いちゃいけないってわかってたのに。

２人を困らせるだけだってわかってたのに。

色々な思いがあって止まらなかった。

そう言えばフクちゃんの口から初めて

「ＳＯＰＨＩＡ」

っていう言葉が出てたなぁ。



一通り話が終わって。

立ち上がってファンのお友達のほう見たら

泣きっ面の私を見てお友達の１人が肩を抱きしめてくれたのね。

「ビックリしたよね、うんうん。」って。

ずっと肩抱きしめてくれてて。

我慢してた分まで涙があふれてきて、震えながら泣いてた。

きっとみんなだって我慢してるのに。

本当になんか申し訳なかった。

みんなだって辛いのは同じなのに。



フクちゃんはこの後ドームで巨ｖｓ中を見に行くてことで。

あんまり時間がなくて。

フクちゃんが移動しかけてた時に呼び止めて、

書いていった手紙を渡しました。

手紙もね、本当は渡さないって思ったんだ。

内容がチョットね。

でも手紙書いていた時は素直な気持を書いたつもりだったから。

自分の気持に嘘つきたくないしね。

渡してきました。

福岡の友達の話しを少しして。

「２６日は行けないんですけど、ライブは行きます」

「絶対行きます」

って声にならない声で言ったら。

フクちゃん「うん、ありがとう！」って笑っていってくれて。

それ見てまた泣き出しちゃって。

フクちゃんが私の方をポンって叩いてくれたんだぁ。



フクちゃんはそのまま渋谷方向へ行ってしまって。

ほとんどのファンもフクちゃんに付いていってて。

私はお友達と掛ちゃんの方に残って少しだけ話しして。

フクちゃんを追いかけた。

お友達と並んで歩いててもなんか言葉が出てこなくて。

そのままフクちゃんと一緒に山手線に乗った。

結構電車が込んでて。

至近距離にフクちゃんがいて、こっちを見て話をしてくれてて。

笑ってた、私。

フクちゃんもさっきまで泣いてた私が笑ってたから

ちょっと安心してたみたいだね。

でも笑えたのは本当に楽しかったから。

フクちゃんの話しもそうだし、こうして話を出来てるっていう事が。

途中で電車を乗り換えて、みんなと別れて一人になった。

１人になった瞬間に急に現実的な事を思い出して。

いつも一緒に来てた友達と、福岡の友達にメール送って。

でも上手い言葉が見つからなくて。



実はね、渋谷に来る前に、福岡の友達から電話がきたんだよね。

直接話ししたのはＳＯＰＨＩＡの日武以来だから半年以上ぶり。

その時に

「フクちゃんも３０歳になったし、お笑いやって行く事に不安とか色々な思いがあるんだよね、絶対」

「フクちゃんも頑張ってるんだから私たちも頑張らなきゃね！」

っていう内容の話をしてたのね。

それがこういうことになってしまって。

短い文字数の中でなんて伝えればフクちゃんの思いを伝えられるのかわからなかった。



８日がバナナトップ。

２６日がミニ遠足。

来月１７日がライブ。



との事です。

８日はＢＭだし、２６日はおじいちゃんの納骨だし。

私がいけるのは結局最後のライブだけ。

１２０人規模の会場なんでチケット取れるか不安だし。

でもね、最後の路上もやってくれるという事でした。



なんかね、どうして良いかわかなないって言うか。

私は２人が大好きだし。

２人の決めた事なら最後まで応援してあげたいて本当に思う。

ずっと悩んできたフクちゃんに私は毎回の路上で手紙を渡してて。

「応援してます」とか「頑張ってください」とか、たぶん書いていた気がするんだよね。

そういう言葉がもしかして一番フクちゃんを悩ませてたんじゃないかなぁって思うと、どうして良いかわからなくなる。

応援してるのに、悩ませてて。

私って本当に自分勝手って言うかさぁ。



もう行かない方がいいのかなって正直考えたしね。

今日で最後にしたほうがいいのかなぁとか。

すっごく考えた。

でもそれじゃ現実から逃げてるみたいだし。

８月をすぎると２人に会うことって言うのは完全になくなっちゃうんだよね。

最後まで応援したい、見届けたいって。

強く思う。



私に出来る事はなんだろうって。

とりあえず、レポートを完成させる。

前回と今回の分。

私はずっとこういう形で応援してきたしね。

あとは遠くから見守る事ぐらいしか出来ないけど。

自分に出来る応援の仕方で、最後まで応援していこうと思います。



今日は本当に１人じゃなくて良かったって心から思えた。

まだ会ったのが２回目とか、初めて会った人とかに沢山助けてもらいました。

私なんかに声をかけてくれたファンのみなさんに心から感謝してます。

本当にどうもありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。



フクちゃん、掛ちゃん。

私は「裏切られた」なんて全然思ってないよ。

みんなも思ってないはずだよ。

だって、今までのライブや路上で２人からは色々なものを貰ってるから。

お礼を言わなきゃいけないのは私たちのほうだし。

だから大丈夫。

フクちゃんの思いはちゃんと伝わってきたし、わかったから。

辛いのに話してくれてどうもありがとぅございました。

そしてお疲れ様でした。



今日参加した全ての人に。

どうもありがとうございました。



詳しい話はフクちゃんの公式ＨＰ、そして今日、フクメールが来るそうなんで。

そちらで確認してください。



『一つまた一つ大切なんです』

『失うごとに流れてる涙』



『何かにぶつかって道を知るのです』

『目の見えない蝙蝠の勇気』



フクちゃんが肩を叩いた、あの感触がまだ私の肩には残ってるよ。