■2003年3月13日(土)〜4月25日(日) SOPHIA TOUR 2003−04 "for dreamers only"
IN 渋谷公会堂〜神奈川県民ホール〜NHKホール




ツアーが終わって早1ヶ月。

今回のツアーは4本+PREライブに参加し。

個人的には色々な事があったツアーでした。

PREと千葉はレポート書いたんだけど。

あと残る3本も1本づつレポート書くつもりだったんだけど。

今の私にはちょっと無理かなぁと。

なんで3本分は総括ってことで。

しかもレポートって言うか、個人的な感想です。(笑)

もちろん1本1本はセットリストはほぼ同じにしても、見方も見え方もまったく違うライブでした。

なんだけど、1本1本書いてるととっても重くなってしまいそうなんで。(気持ち的に)

それでも、ライブに参加してない人で「今回のライブどうだったの?」って思う方は読んでみてください。


まずは、3月13日の渋谷公会堂。

このライブは、相方の友達と連絡が取れないところから始まりました。(笑)

でも、友達が悪いわけではなく、もっと早く連絡しなかった私が悪い。

結局、連絡が取れないまま、当日。

結果的には他の友達が一緒にライブ行ってくれて問題はなかったんだけどね。

相方さんは、携帯を壊してしまい、連絡が取れなかったみたいで、後日手紙で連絡取り合ったんだけど。

やっぱりこういう時に家電知ってないと不便だなーって思った。

ま、その話は置いておいて。

早めに会場入りして、友達と会って写真撮ったり話ししたり。

すっごく久し振りに会った友達が沢山いて、会えて嬉しかった★

ライブって言うのは、SOPHIA友に会える楽しみって言うのも大きいよね。

CUTEの友達はやっぱり良いなぁ。

話しをしているうちに開演時間が近づき。

開演ギリギリに会場の中へ。 この日の席は2階の後方、黒ちゃん側。

いつものようにライブが始まる・・・

私にとっては千葉以来の1ヶ月ぶりのツアーで。

しかも、私が一番思い入れの強い会場、渋谷公会堂。

それに加えて、私のあの時の精神状況といったら。

ライブに行くぞ!っていう気持を奮い立たせるだけで精一杯で。

あの場所に立っているだけで精一杯だった。

2階の後ろのほうから見るステージは、とっても遠い。

ステージからコッチを見ても暗闇が広がってるだけなんだろうなぁって。

そんな事を思ってた。

セットリストは、千葉と同じ+ラストは新曲「旅の途中」。

初めて聴いた、「旅の途中」は、優しすぎる音色で。

『気づかぬうちに大人になって立ち止まる日が来る』

っていう歌詞はこの頃の私にピッタリだった。

まだ自分が20歳=大人になったという感覚がない。

いつの間にかやってきた20歳の誕生日。

でも何も変わってないし、これからの道が探せないで立ち止まっている自分。

遠いはずのステージが、なぜか目の前にメンバーさんがいるような感覚の中。

1音1音噛み締めてました。



3月28日(日)神奈川県民ホール。

チケットが届いた時、自分の目を疑った。

「1階3列目」の文字。

手が震えてた。

今まで、2階席が当たり前の私のチケット運。

いつも期待しないで、ディスクガレージの緑の封筒の封を切る。

それが、出てきたのは3列目のチケットだった。

知ってる人は知ってると思うけど。

この頃の私は本当にボロボロでした。

卒業式がせまり、もうすぐ4月。

それでも進路は決まってなかった。

周りの人が4月からの進路を準備を始めているのに。

私だけ宙ぶらりん。

どうして良いか自分でもわからなくて。

闇の中をさ迷ってた。

そんな時に届いたチケット。

これは、神様からの勇気のプレゼントだって思った。

「このチケットをあげるから負けるな」って言われてるみたいに感じた。

本当に。

神奈川のライブは、CUTE友の子と参戦。

会場内に入って席まで行く途中、足が震えてた。

いつもは遠いステージがドンドン近づいてくる。(正確に言えば自分が近づいてるんだけどね)

席に座った時のあの感動。

本当に最初で最後かもね。

友達と顔を真っ赤にして半泣きで。

ステージが見えすぎて、どうしてよいかわからなかった。

そんな中、この日もいつものようにライブが始まる。

今まで、色々なライブに行ってきて。

「席なんて関係ない」って何度も思ったけど。

当たり前だけど、やっぱり席は関係大有り。

今、私がいる場所と、3階席の一番後ろにいる人が同じ値段のチケットなんて、詐欺だと思った。 3列目からみたステージの光景は、今まで感じれなかった事を沢山感じられた。

後ろの方の席からは判断できない、メンバーさんの1人1人の表情も

演奏中のステージプレーも、小さな動きも、スタッフさんの働きも。

1つ1つが目の前で繰り広げられていて、その光景が最初信じられなかった。

スゴイとしか言いようが無い。

席は黒ちゃん側。

なんだかこの日は黒ちゃん越しにずーっとミヤちゃんを見てました。

都さん、カッコ良すぎです、輝きすぎです。

充くんはね、久し振りに近くで歌ってる姿見たけど。 何て言うのかなぁ、何かと戦ってる感じに見えた。

お客さんを見てるんだけど、その先のものを見てるって言うか。

自分と戦ってるって言うか。

そんな感じに見えました。

で、終始、目が潤んでた。

うん。

私がSOPHIAライブの時に毎回着けてるGショックの時計。

あれはLIPSでもらった、充くんの私物の腕時計なんです。

ライブの時とかも誰にも言わないから、みんな絶対気づいてないと思うけど。

いつもね、すっごく不思議なんだぁ。

ステージでスポットライトを浴びて歌っている充くんを見ていて。

あの人の使っていた腕時計を、今は私が着けてるっていう事実が。

だって、スゴイ事でしょ?改めて考えると。

私物だよ?!

有り得ないよね。

この腕時計が、3年前に私が初めて充くんからもらったプレゼント。

私の一番大切なものです。

チケットが届いた日から、私は変わった。

ずっと迷って動けなかったのに。

この3列目のチケットが届いた日から、私は吹っ切ったように就活を再会させて。

ダメで当たり前!って思いながら沢山の会社に連絡して面接して。

でもやっぱり上手く行かなくて。

そんな私に「MY SELF」や「−そこにあるすべて−」はかなり突き刺さった。

誰のどんな言葉より、モノより。

目の前で演奏される、SOPHIAの曲が私の背中を押してくれた。



4月25日(日) ツアーファナイル NHKホール。

2階ジルくん側の最前列。

目の前のステージまで人の障害がまったくなく、思った以上の良席。

この日は初めてSOPHIAのライブに来た、地元フレンズのゆうちゃんと。

それまでは何でもなかったのに、開演5分前を切った頃。

いつものように自分が壊れていくのがわかった。

「始まって欲しくない」ってずっと思ってた。

一人で始まる前から泣きそうになって、小さくなって。

それでも待ってはくれず流れ出す「愛の賛歌」。

早くも総立ちの会場。

ついに終わる。

他の会場と何も変わらず進んでいくライブ。

「ヒマワリ」の前に「please,please」。

そしてラストは「旅の途中」に変わり、「花は枯れて、また咲く」。

2階席はやっぱり遠い。

でもね、SOPHIAのライブだと、手が届いちゃうんじゃないかって錯覚するくらい

ステージが近く感じられる。

それはステージに自分の気持がそれだけ吸い込まれてるからかなって思うんだけど。

3時間もやってるのに、あっという間。

まるで早送りみたいだった。

途中で慎ちゃんが出てきたり、ラストはくり〜むしちゅ〜の上ちゃんが出てきてウンチク行ったり。

なんだろうね、あのライブ。

楽しくて、嬉しくて、辛くて、感動して。

ラストは初めて聴いた「花は枯れて、また咲く」。

正直、曲はほとんど聴けなかった。

イントロがはじまった時点で泣き始めてしまったから。

それは、「花は枯れて〜」を聞ける喜びなのか。

ツアーが終わる事への感動や悲しみなのか。

自分ではわからないけど。

曲中、涙が止まることはなかった。

隣りの席だった女の子も一緒に泣いてるのがわかった。

今回のツア−、神奈川は泣かなかったのね。

なんでだろう、わからないんだけど、近すぎて。

千葉も渋公も泣いてた、私。

でも、一番泣けたのはやっぱりこの日。

「花は枯れて、また咲く」。

ラストは会場全員で手を繋ぎ、一緒に1礼。

私のいた、2階のジルくん側最前列は全員手を繋いで1列になってました。

隣りのまったく知らない人とも最後は自然と手をつなげるライブ。

そんなライブ、他にあるのかな。

本当に会場が1つになれるライブ。

そんな事を改めて体感した1日でした。



言葉が上手くまとまらないんだけど。

まだまったく迷いがなかった去年のクリスマスのAXでのPREライブから始まり。

現実にぶち当たり始めた2月の千葉。

自分の中で気持の整理がつかず、もがいていた3月の渋公。

やっと少しずつ進み始めた、神奈川。

そして、進路が決まって新しいスタートを切った、NHKホール。

1本1本、私の中での気持がまったく違う。

同じセットリストなのに、その時その時によって感動した曲が違う。

そんなツアーでした。

ライブはもちろん最高で。

なんであんなに楽しいんだろう。

1音1音が胸に響いてくるんだろう。

私はやっぱりあの空間が大好きで。

それはこれからもずっと変わらないんだろうなぁって思う。

またあの空間へ行くために、前に進んでいくんだろうなぁ。

私の周りの人が声をそろえて言ってる事。

それは、「今回のツアーは何度参加しても楽しい!!」って事。

本当にそうだと思う。

セットリストも、まったく一緒でMCの内容だって、たまにかぶってる。

それでも毎回、行くたびに「楽しい」って感じられる。

それが今回の、for dreamers only TOUR。

なんだろうね、なんでだろうね。

わからないけど、やっぱりあのセットリストにやられてるのかなぁ。

いつもSOPHIAのライブには色々気づかされる事は多いけど。

自分次第で、いつでもスタートは切れるんだよね。

ここはまだ、旅の途中で。

道はまだ続いて行く。

この先、この国が、この世界がどうなるかわからないし、明日、何が起こるかわからないけど。

今日や明日に希望を持つことはバカな事ではないって。

MCで充くんが言ってたよね。

そんな簡単な事だけど、この言葉を聞いて私はまた頑張っていける気がする。

立ち止まる事も歩けど、また歩いていける気がする。

あの空間は私が唯一、嘘のない感情を現せる場所です。

これからもずっと。