■２００３年８月８日(日）　獅子に翼�V　

埼玉・西武ドーム

「獅子に翼」。 それは、強い「獅子」がもっと強くなりたいと上を目指し「翼」欲しがった。

「翼」を着けた最強の「獅子」。

そんな中国のコトワザらしい。

（ニュアンス的にそんな感じってことで間違ってたらごめんなさい）

『獅子に翼をつけたら最強やで！ＳＯＰＨＩＡがこんなライブやったら最強やで！！』

って感じかな。（私的にはジル風に表現してみたつもり・笑）

その３回目、「獅子に翼�V」。

１回目は９９年に東京の昭和記念公演で。

２回目は大阪の万博記念公演で行われた。

ＳＯＰＨＩＡ最大規模で行われている野外ライブ。

私は、両方参加できなかった。

私にとって獅子は憧れみたいなものがあって。

今回、こういう形で�Vをやってくれたことが凄く嬉しかったし

そのイベントにこうして参加できることが本当に幸せだと思った。


今回の「獅子に翼�V」は３週連続リリースされたＳＯＰＨＩＡのシングル

「旅の途中」「ｐｌｅａｓｅ,ｐｌｅａｓｅ」「花は枯れて、たま咲く」３枚とも購入した人を全員招待！という

完全フリー招待ライブ。

西武ドームという３万人規模の会場での招待ライブは、今までそうはないと思う。

それをＳＯＰＨＩＡはやって見せた。

それだけでも凄い。


当日。

お天気は日差しが強く晴天だった。

私は高田馬場から西武遊園地駅を目指す。

４日前の前夜祭ライブのＴシャツにいつものヒマワリ４本を持って。

途中の駅で友達と合流して段々と東京を離れていった。

遊園地駅で乗り換えて、レオライナーで球場まで。

このレオライナーがめっちゃ可愛いのね！！

電車じゃなくて、遊園地内の乗り物並なの。

スピードも遅い。（笑）

先頭に西武のマスコット、ライオンのレオくんが付いてるからレオライナー。

球場駅に着くと、そこはもう、ＳＯＰＨＩＡファンで埋め尽くされていた。

物販はまだ始まっていないにもかかわらず長蛇の列。

暑い日ざしでグッタリしながらも最後尾に並び、軽く１時間以上は並んだ。

お目当てのグッズを買い終えて、先に集まっていた友達と合流。

久しぶりに顔をあわせるＣＵＴＥのみんな。

っていっても、ｄｒｅａｍｅｒツアーで会ってるから、そうでもないか。

でも遠征組みの子とはこういう機会でないと会えないからね。

これからライブという緊張感が私はまったく無かった。

友達と話して、写真撮って。

すっごく楽しかった。

開場時間の１６時が近づくと入り口前に長い列が出来始め。

うちらは１７時過ぎた頃に中へ。

入ってすぐトイレへ向かい、Ｔシャツを着替えた。

もちろん、獅子�VのＴシャツ、腕には獅子�Vリストバンドと友達とおそろいで着けたヒマワリ。

うちらの座席はアリーナＢ１１ブロック。

ジル君側の端のブロック。

通路側からいっつー、ちえ、うち、あゆっぺの順で席につく。

西武ドームは屋根付きだけど、隙間が開いているため風通しが良い。

空の暮れていく色も見え、セミの鳴く声も会場の中に居ても感じられた。

近くの席に他の友達が居たりして、ちょっと話とかしているとすぐに開演時間になった。

ほぼ定時、愛の賛歌、そして獅子に翼おなじみのＳＥが流れ出す。


ステージは下のマットが青。他に特別なセットは何もないシンプルなもの。

そこにメンバーが現れる。

何から始まるんだろうという期待が一杯だった。

そして、ライブは始まった。


１曲目　「Ｂｅｌｉｅｖｅ」

友達と顔をあわせる。

まさかこの曲？！

「Ｂｅｌｉｅｖｅ」から始まるライブ。

これからの数時間への期待が余計に膨らみ、自然と涙がこぼれそうになる。

周りを見渡すと、見渡すがきり笑顔のファンが目に入った。


２曲目「ミサイル」

３曲目「時代〜トキ〜」

『トキだー！！』と心の中で叫んでた。

初期の曲なのに、それをまったく感じさせない。

とにかくカッコ良い。

この後に挟んだ最初のＭＣで充くんは『今日の主役はみんな』という事を強調した。

『みんなのためのライブだから』と。

そんな１言で笑顔になっている自分が居た。

近いとは言えないステージが目の前にあるような。

ステージへの距離が一気に狭くなった気がした。


４曲目「ゴキゲン鳥」

５曲目「ｆｏｒｇｅｔ」

６曲目「Ｂｌｕｅ　ｃｏｌｏｒ　ｐｅｏｐｌｅ」 ７曲目「ＯＡＲ」


「ｆｏｒｇｅｔ」が聴けるとは思ってなかった。

そこから「Ｂｌｕｅ〜」「ＯＡＲ」の流れが凄くカッコ良い。

コアな曲が続き、ファンの心を捉える流れ。


−ＭＣ−

充「今日はここまで見てきた景色や出会ってきた人、抱いて来た感情。そのすべてに一度さよならを告げようという日です」

　「それと同時に今日、全国から集まってきたみんなと一緒に次の扉を開けていこうと。」

　「一度さよならを言うけど、また絶対どこか出会おうねっていう事を、ありがとうの気持ちを込めて送りたいと思います」


８曲目「旅の途中」

９曲目「君と揺れていたい」

１０曲目「Ｅｔｅａｎａｌ　Ｆｌａｍｅ」

１１曲目「ＣＬＩＯ」

１２曲目「ＣＩＲＣＵＳ」

１３曲目「ＣＬＩＯ’Ｓ　ＢＬＵＥ」


「君と揺れていたい」と「Ｅｔｅａｎａｌ〜」がめっちゃ嬉しかった。

「君揺れ」は私がファンになってすぐの頃ずーっと口づさんでた曲。

最近あんまりやらなくなっちゃったよね。

そして、こちらも最近聞いてなかったＥｔｅａｎａｌ！！

詩がすっごく好きです、メロディーがすっごく好きです。

好きな曲は山ほどあるけど、この曲は５本の指に入るくらい大切な曲。

そしてそして、サーカス！！

耳だけでなく、目でも「え？」と思わせるような演出。

とっても不思議な感じだった。

これは、ショートムービー「青い季節」を見れば納得。

青い仮面をつけた充くんが白い椅子を引きずって花道の先端まで進むあの光景。

半年たった今でも目に焼きついてる。

サーカスから続けて<「ＣＬＩＯ’Ｓ　ＢＬＵＥ」。

そうか、この曲も「青」なんだ。

さっきまでの盛り上がりを見せた会場が静かに音を聞き入る、ステージから目が話せず、不思議な世界観があった。


−映像−

メンバー１人１人のちょっと笑える映像が流れる。

「トモの部屋」「ジルの部屋」「都の部屋」「クロの部屋」と続き

最後は「充の部屋」。

この映像の中でブルーサンタ登場！

赤ではなく、ブルーのサンタ衣装を着た充くんが

開場前の西武ドームで無造作に座席を選んでその座席に紙を張っていく。

自分の席に紙が貼ってあったら、その人にはサイン入りＴシャツをプレゼントという

ファンにとっては嬉しすぎる企画。

ステージの画面に当選者の座席番号が映し出される。

さらに、スタンド席に一番最後列の一番両端の座席の２人には

「ステージへどうぞ！」の文字が映し出された。

会場から驚きの悲鳴！凄い、ステージに<招待？！嬉しすぎる。

映像は終わり、ライブへ戻る。


１４曲目「ｐｌｅａｓｅ,ｐｌｅａｓｅ」

１５曲目「ＫＵＲＵ　ＫＵＲＵ」

１６曲目「ＰＩＮＫ！」


会場の熱が一気に吹き返す。

「ＰＩＮＫ」では充くんが泉ピンコさんの写真が入ったウチワを持ち「ピンコ」と叫ぶ。（笑）

ウチワにはラブジャッジ２へのＳＯＰＨＩＡメンバー出演も書いてあった。


ここで、さっきステージへ招待！の２人がステージへ。

充「おめでとう！一緒にヒマワリ畑を見ましょう！！」

この１言を聴いて、たぶん私はこの日一番の笑顔。

まるで自分がステージに上がったような喜びだった。 充「ここに咲くヒマワリたちに贈ります！」


１７曲目「ヒマワリ」

口元を抑えながら感動、驚きの表情を見せるステージに居るファン２人。

２人を押して花道の端まで連れて行く充くん。

その光景がすっごく嬉しくて、泣きそうだった。

メンバーが、このヒマワリ畑を私たちに見せる機会を与えてくれたことが

本当に嬉しかった。

あの人たちが羨ましいとか、そういう気持ちは本当に無かった。

ステージの上の２人の感情が自分にも伝染してきたって言うか。

感動でした。

そんなヒマワリ畑はやっぱり最高にキレイだった。

演奏が終わり、お２人に充くんが感想を尋ねると

「感動の一言です」

「一生忘れません」

という感想が。本当に、その言葉に尽きると思う。

その言葉からも感動が伝わってくる。

しかも偶然お２人とも大阪出身。なんか凄いなぁ。


−ＭＣ−

メンバー紹介があり、ジルくん、クロちゃん、都くん＆トモくんのＭＣ。

時間が押していたようで、時間は短めでした。

充「ここまで沢山の出会いがあり、辛い別れもありました」

　「みんなも自分なりの色々な壁を乗り越えながらココに集まって来ていると思います」

　「だけど、どんな辛いことも哀しいことも含めて楽しいって思える」

　「笑うことが大切だと思います」


そんなＭＣの後に演奏されたのが。

１８曲目「花は枯れて、また咲く」

１９曲目「ＡＬＩＶＥ」

２０曲目「ａｂｏｕｔ」


メンバーがステージから消える。

と、思いきや、アリーナ後方左に移動式ステージが！！

「ＡＬＩＶＥ」あたりから、アリーナ席の通路にロープが引かれて。

もしかしてココまで降りてくるのか？なんて思ってたけど。

こういう事だったのか♪♪ ２１曲目「ポトス」

２２曲目「ＷＯＯＺ！」

「ポトス」を演奏しながら半アリーナ後方の半円の中央部分を通過。

メンバーは全員、獅子�VのＴシャツに着替え、その姿が可愛い！！

充くんは歌いながらカラーボールをアリーナ、スタンドへ投げ、大盛り上がり。

途中からテニスラケットを持ち出してかなり遠くまで投げて遠いファンも楽しませてくれました。

そのまま曲は「ＷＯＯＺ！」へ。

みんなでウェーブをしよう！という充くんの声を聴いて「ＤＩＶＥ　ＳＵＲＦＥＲ」かと思ってしまった。（笑）

曲中、充くんの「１，２，３、ＧＯ！」の掛け声に合わせてスタンドからアリーナへとウェーブ。

でもなかなか最後まで続かない。

と、そんな中、ステージがうちらの目の前で止まった。

思ってた以上に近くてうちらのブロックの熱が一気に上がる。

踊ることも忘れて騒ぎまくる。

関係者、最後は社長さんまでしっかり参加して、ウェーブ完成！！

ウェーブを眺めるメンバーの顔が本当に嬉しそうで楽しそうで。

それを見てるだけで私も嬉しかった。

メインステージに戻り、続けて演奏。


２３曲目「進化論」

２４曲目「ｌｉｔｔｌｅ　ｃｌｏｕｄ」

２５曲目「青い季節」

２６曲目「街」


「青い季節」では開場前にファンの人たちが配った青い花をほぼ全ての人が手にもち

いつもとは違う青い花畑が現れた。

本当にすっごく綺麗。

２万以上の花を折ってきて、当日配って。

金銭的にも半端じゃないし、その苦労は大変なもだったと思います。

でも、あの景色を見て、あの場に居た全ての人が感動したと思う。

どうも有り難うございました。


充「ココに集まった俺たちの大切な１人１人に贈ります」


２７曲目「黒いブーツ」

２８曲目「夢」

２９曲目「僕はここにいる」


「夢」ではトモ君が「保険はもう入ったよ」に変わってましたv

「僕はここにいる」を聴いてて、嬉しい気持ちになった。

この曲は発売当時の個人的に思い出がありすぎて、ライブで聴くたびに泣きそうになる。

でも、すっごく嬉しかった、笑顔になれた。

この曲ですっごく救われた。


ラストＭＣ。

メンバーが１人１言ずつ挨拶。

充くんからマイクを渡されたクロちゃん。

感動しているのか下を向いたまま、言葉に詰まっていた。

その姿を見てまた感動。

挨拶を終え、メンバーさんが袖にはける。


「終わっちゃったよ」という脱力感。

全身で感動が溢れていた。

エンドロールが流れ出す。

その立ったまま光景をボート眺めてた。

と、スクリーンのメンバーが映る。

すでに席を後にしている人もチラホラ。

獅子�Uのようなオマケ映像かな？と思いながら見ていると

リハスタの映像で「ｈａｐｐｙ　ｅｎｄ」を演奏し始めた。

私は『嘘でしょぉ』と小さく呟きながら溢れ出す泪をこらえる。

スクリーンの映像が演奏途中で消え、ステージに照明が。

そこではメンバーさんが「ｈａｐｐｙ　ｅｎｄ」を続けて演奏していた。

感動で言葉が出ないかわりに溢れ出す涙。

その場に立っていられないくらいだった。

隣を見たら、同じく号泣してるあゆっぺ。

２人で抱き合いながら声を出して泣いた。

ステージに視線を戻し優しい表情で歌う充くんを眺めてた。

感動で体が震える。

ラストの「終わりはない」の歌詞をみんなで合唱。

本当に嬉しかった。

終わっちゃうことの寂しさをこの曲で次のライブへの期待へ変えてくれた。

演奏が終わり今度こそ袖へはけていくメンバーさん。

と、スクリーンに再びブルーサンタが登場。


　　　２００５年　獅子に翼�W　決定


会場から喜びの声が溢れていた。

こうして獅子に翼�V、終了。

ライブ終わりにあゆっぺ、ちえと写真を撮った。

３人ともすっごく良い笑顔。

この笑顔が、獅子�Vの感想そのものなんだよね、きっと。

今まで何度もＳＯＰＨＩＡのライブ見てきたけど。

やっぱり獅子に翼というライブはＳＯＰＨＩＡにとってもファンにとっても特別なんだよね。

特に今回は全員招待という前代未聞の企画。

普段、中々チケットを自分で取ることは無いであろう、男の子の姿が会場で沢山見られてすっごく嬉しかった。

本当に新しい扉を開けた１日だった。


ＳＯＰＨＩＡの音楽に出会えた事を心から幸せに思います。

どうもありがとう。